気仙沼の良漁場からおいしい加工品をお届け
「石渡商店」はサメの水揚げ日本一を誇る気仙沼で、
昭和32年(1957年)に創業しました。
宮城県北東端に位置する気仙沼はリアス式海岸が特徴で、
日本有数の漁業のまち。
沖合いは黒潮と親潮がぶつかり合う良漁場で、
サメ以外にもサンマやカツオの主漁場となっています。
創業から50年以上にわたり、フカヒレ専門店として
さまざまなフカヒレ商品を製造してきた石渡商店が、
同じく気仙沼の特産であるカキを使って新たに開発したのが、
「気仙沼完熟牡蠣のオイスターソース」です。
三陸リアス式海岸の中央に位置する気仙沼湾に面した唐桑地区は、
入り組んだ海岸がつくる複雑な海流と、森が海に迫る地形が特徴の波静かなところ。
川が運ぶ森の栄養がたっぷりと注がれたこの湾は、
カキのえさとなる植物プランクトンを豊富に含む養殖漁場として
大変すぐれており、おいしく安全なカキを育む場所でもあります。
オイスターソースの原料に使っているのは、この唐桑地区でとれた良質なカキ。
しかも3〜4月くらいの産卵を控え、栄養をたっぷり蓄えたカキだけを使用しています。
“ぷりっぷり”を通り越して“パンパン”に張った、
この時期特有のうま味の凝縮されたカキは、まさに「完熟牡蠣」。
一般的なオイスターソースは、カキを塩ゆでした際に出る
煮汁を加熱濃縮させて、調味料で味つけをします。
一方で石渡商店のオイスターソースは、カキをまるごといかして
カキエキスをつくることはできないか試行錯誤を重ねた末、
生ガキを酵素分解させて、液体化させるという製法に行き着きました。
これによって栄養素を逃すことなく、
風味も味もカキそのものといえるカキエキスが完成。
さらに気仙沼のお母さんたちの協力によって、
風味豊かなオイスターソースに仕上がりました。
気仙沼市唐桑地区も東日本大震災で大きな被害を受けたエリアですが、
2013年、ようやく養殖カキが大きく育ち、納得して出荷できるまでに。
エキスだけでなく、気仙沼の想いもたっぷり詰まった、
こだわりのオイスターソースです。