鹿児島の雄大な自然で育てられた黒豚を産地直送
鹿児島で黒豚の生産から加工、販売までを一貫して行う南州農場。
鹿児島における養豚の歴史は、江戸時代の島津家18代当主・島津家久によって、
琉球王国から持ち込まれたことに端を発します。
現在の「かごしま黒豚」は、肉質が優れているバークシャー種という
イギリス原産の豚との交配により改良を重ねたもの。
ブランドが確立した現代においても、
さらなる味の向上を目指して改良が続けられています。
かごしま黒豚がおいしいと言われる理由にはいくつかあります。
肉の繊維が細かいので歯切れがよくて柔らかいこと。
保水性が高いため肉質が締まり、脂肪組織の水分含有量が少なく水っぽさがないこと。
中性糖やアミノ酸などにうま味成分含有量が多いこと。
脂肪の融ける温度が高いので脂がべとつかずさっぱりしていること、
脂肪部分に十分なうま味があることなどです。
南州農場の豚は、直営農場と厳選されたグループ農場で飼育されています。
黒豚は白豚よりも発育に時間がかかるため、
白豚の出荷日齢が約190日なのに対して、黒豚の場合は出荷まで230日間ほど要します。
さつまいもの入った飼料を食べた黒豚は、肉質が上昇することが研究でわかっています。
出荷先となる南州高山ミートセンターは、
全国でもトップクラスの衛生管理と最新の技術を用いた食肉処理施設。
ここで処理された肉は、さらに食品加工場に運ばれて、
焼豚やハム、ソーセージ、味噌漬けなどそれぞれの商品に加工されます。
南州農場の黒豚を原料にして、ハム・ソーセージの本場ドイツの製法技術を用いた
「南州マイスターヴェルク」も人気のブランドです。