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北国街道の平野部最北端の宿場町である、滋賀県長浜市の木之本町。
「冨田酒造」はこの地で470年続く歴史ある酒蔵です。
江戸期に建てた蔵を、現在も酒造りに使用しています。

現在の蔵元、冨田泰伸さんは15代目。
東京での会社勤めを経て、醸造研究所で酒づくりの修業後、
フランスのワイナリーやスコットランドの蒸留所、
世界各国の日本酒バーを見てまわる旅に出ました。
そこで、地元に根づいて酒づくりをする姿勢に感銘を受けます。
日本では、酒づくりにおいて他県でつくられた米を使うことも少なくありません。
家業を継いだ冨田さんは、地元滋賀でつくられた米を使った酒づくりを始めました。
5軒の農家と酒づくりに取り組み、その中には農業高校の高校生がつくるお米も。
地元への思いを、地酒「七本鎗」ブランドに込めて展開しているのです。

そんな「七本鎗」では、日本酒にまつわる
オリジナルのデザイングッズを企画・販売しています。
七本鎗の文様が入ったTシャツや、実際に使っている前掛などのグッズのほか、
日本酒をつくる過程で出る酒粕を使った
「七本鎗の酒粕生チーズケーキ」などの食品、そして石鹸まで。
冨田酒造が日本酒を心から愛する姿勢が伝わってくるものばかりです。

日本酒をつくる過程で出た酒粕も新たなプロダクトに。