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日本一の鋳物生産地である富山県高岡市。
1609年に加賀藩2代目藩主、前田利長公が開いたこのまちには、
日本における鋳物発祥の地、河内丹南から招かれた
7人の鋳物職人によりもたらされた高岡銅器という伝統工芸品があります。

この地で、長年にわたって銅鋳物製品の製造し、販売をしているのが
大正14年創業の織田幸銅器。
そして、2013年には高岡の歴史が育んだ伝統の技術を生かしながら、
いまの暮らしにフィットする銅のすばらしさを伝える
オリジナルブランド「RED&WHITE」をスタート。

ブランド名は、日本語に訳すと「紅白」。
「さまざまなお祝いごとのギフトに最適な商品を提案したい」
そんなテーマのもとに開発された銅製品のデザインを手がけるのは、
「富士山グラス」などの代表作を持つ
「PRODUCT DESIGN CENTER」の鈴木啓太氏。
紅色の銅と、内側に白銀色の錫を上塗りした杯など、
ひとつずつハンドメイドで仕上げられるアイテムは
スタイリッシュなフォルムでありながら、さりげなく温もりも感じられるのが魅力。
もちろん、ブランド名通りの紅白のおめでたい色使いも大切なポイント。
また、「good design company」の水野学氏が手がけた
クラシカルなパッケージも洒落ていて、気の利いたお祝いギフトとして喜ばれそう。

約400年受け継がれた伝統の技をベースに、
時代に合わせて新しい試みを続ける「RED&WHITE」のものづくり。
これからどんな素敵なアイテムが生まれるか楽しみです。