森林を守り、循環させていくmore trees
more trees(モア・トゥリーズ)とは、「もっと木を」という呼びかけで
はじめられた地球規模の森づくりのプロジェクトです。
音楽家の坂本龍一氏をはじめ、5人の発起人と、
その呼びかけに賛同した世界各100人以上の人々によって設立されました。
日本は、国土の約67%が森林におおわれていて、先進国でも屈指の森林国。
その多くは、人工林ですが、林業の衰退に伴い、本来間伐や手入れを必要とする森林も、
ほとんど管理が行き届いていない現状です。
国内においてはこの間伐をより促進できないか。
間伐によって、地面に光が届き、草が育てば地面は保水力がアップし土壌流出の防止、
さらには生態系の向上など、さまざまな効果が期待されるからです。
現在、「more treesの森」と呼ばれる場所は全国に11か所、
海外にも1か所展開しています。この森林の保全活動を目的に
さまざまなプロジェクトを進めています。
木材を活用するものづくりもそのひとつ。
森林整備によって生じる木材を活用し、地域の技術を活用し、
良質なデザインによるプロダクトを製作・販売。
その収益を森林保全の活動に還元します。
more treesの賛同人のひとりで、デザイナーの深澤直人氏をはじめ、
多くのデザイナーと木工のプロダクトを製品化しています。
彼らは、現地に赴き、職人と対話をしながらものづくりをすすめています。
今後も、地元の森林組合、加工所と協働しながら、
more treesの森から、木材を生み出し、賛同してくれるデザイナーとともに、
さらなるプロダクトを生み出していきます。